こんな俺らでも。2

五月蝿い。3 ページ19

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緑side

結局、夜まで落ち着かないまま。

鎮痛剤もなかなか効かず。

お腹も空かなかったけど、

何か食べないとお薬効かないから

舘さんに特製のきつねうどんを作ってもらうことにした。

全部食べきれなくて申し訳ないけど

赤「思ってたより食べれたじゃん。

また作ってあげるね」

って。

共有スペースでは康二がすっごい心配そうな目で見つめてくるから

手広げてみたら吸い付くように俺に抱きついた。

橙「なんかあったら呼んでや？」

って。

有難いなぁ。




夜だから工事もやってないし、

頭痛も治まったからふっかにもう大丈夫って伝えて

自室に戻った。

お風呂を済ませてさっさと寝よう。

って思って布団に潜ったけど

全然寝れない。

欠伸は出るし、なんなら少し眠たい。

心地いい音楽流してみたり、

アロマキャンドル焚いたりしてみたけど

やっぱりダメ。


もう最終手段を使うしかない。

ベッドサイドの棚を開けて

薬を1錠、シートから取り出す。

睡眠導入剤。

これでも眠れなかったらどうしよう

なんて俺の不安はどこへやら

すっと眠りにつくことが出来た。


そんな夜が何日も続いた。

昼間は学校とか事務所にいる時間が長いから大丈夫なんだけど、

夜になるとどうしても不安になって眠れなかった。

そろそろ気持ちよく眠りたい…


ある日の夜、

いつもの様に眠剤を飲もうとしたとき

来客を知らせるランプが点灯した。

緑「こんな時間に誰、、？」

ドアを開けるとそこにいたのは




だるだるの部屋着を着た、

特殊な眼鏡をかけた佐久間だった。

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