*先輩 ページ8
ENHYPEN HEESEUNG side
『お疲れ様』
ジェイ「DITE先輩!?」
「「「「「こんにちは!」」」」」
ニキ「お疲れ様です!」
練習室の扉からひょこりと顔を出したDITE先輩にいち早く気づいたのは
笑顔を見せるより驚いた様子の僕たちメンバーに、先輩はクスクス笑って手に持っているビニール袋を見せてきた。
『MVの撮影終わったでしょ?
お疲れ様。
これ、食べたいってぼやいてたピザ』
「「「「「「「えぇ!?」」」」」」」
ジェイク「いつ聞かれてたんですか...」
『この前廊下ですれ違う前、大きな声で“ピザ食べたーい!”って叫んでる子いたじゃない』
ソヌ「僕じゃないでぇす」
超高速で否定したソヌを見てあははと笑う先輩を見つめる。
耳にしただけの言葉を覚えてるだけじゃなくて...僕達のために買って来てくれるなんて。
『マネージャーさんには秘密ね』
DITE先輩はとても優しくて、思っていたよりも茶目っ気のある人だった。
ソンフン「先輩も食べてください」
『んーん、私は大丈夫。
さっきホソギと食べてきたから』
その一言で先輩方はホントに仲が良いんだなぁなんて思う。
アイスティーを飲みながら、口を動かす僕らを見つめる先輩を見て、他のメンバーの先輩が羨ましいなんて思った。
『私、ヒスンくんとは9コも歳が違うんだもんね。
ニキくんとは13コ。
皆まだまだこれからだねぇ』
ニキ「え、そんなに離れてるんですか」
ジョンウォン「ジン先輩と同い年ですもんね。
先輩お綺麗だからもっと若いと思ってました」
ジョンウォニの言葉に目を丸くした先輩は頬をほんのり桜色に染めて照れたように口元を覆う。
『口が上手いね。
ありがとう』
きゅっ、と目が細まる笑顔にきゅんとしてしまう。
ステージの上でのかっこいい姿とのギャップがすごい。
先輩のペンが多い理由がよく分かる。
ジェイ「あ、ヒョンが見惚れてる」
ヒスン「ばっ、違う!」
あのかっこいい防弾先輩達が、DITE先輩を可愛がりまくって過保護すぎるくらいになっている理由も凄くわかった気がする。
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作者名:まりも | 作成日時:2024年3月12日 1時