｛BTS｝彼女はマドンナ、麗容、紅一点-5-

アユクデ ページ17

Seokjin side


『そくじなー』

JN「どうぞ」



俺の部屋の扉を開いてひょこりと顔を出した彼女は入って良いかと首を傾げる。

断るわけないのにㅎㅎㅎ

隣に座るよう促せば素直にすぐ横に腰を下ろし、俺の手元の画面を覗き込んだ。





『Armyがまとめてくれたやつ？』

JN「うん」



アイドルスター陸上選手権大会＿＿＿アユクデでの俺達をArmyがまとめてくれた動画。
俺達が参加しなくなって数年経つからなんだか懐かしい。



『ㅋㅋㅋ
こんなのも残ってて恥ずかしい。
...楽しかったなぁ』



Aは女の子だから俺達と一緒の競技には参加できなかった。
だから観戦しに来てくれたペン達と談笑して過ごすことが多かった。

別にグループメンバー全員が競技に出なければいけない、なんてルールも無かったから一つも競技に出なかった年だってある。



今やアイドルの合コンなんて言われてるアユクデだけど、Aはそこまでナムジャグルと話をしたりはしてなかった。
SMの先輩アイドルさん達とかとしか。

この時マンネ達は今ほどヌナっ子じゃないから、ナムジャグルのメンバーと話したりする事に嫉妬なんてしてなかったとは思うけれど。

今は愛が重いからなぁ、なんて考えただけでも面白い。
もう参加できることはないのかな、なんて思う寂しさ＿＿＿よりも暴れるマンネ達が見れなくて残念な気持ちの方が大きかったりする。

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