絶好の機会 ページ15
JK「ヌナって...強いですよね」
『え...そうなの?』
メイクをしてもらっている私を真横から凝視していたジョングギは突然そんなことを呟いた。
JK「だって...例えば誰かに嫌がらせされても1人でボコボコにしちゃうし」
『ボコボコは流石に語弊がある』
JK「俺もヌナを守りたいです」
『ㅋㅋㅋ
じゃあ次何かあったらグギにお願いするね』
JK「はい!」
NJ「何も無いのが一番良いんだけど...」
HS「困っちゃうねぇ」
まぁ、そうそう無いとは思うよ。
なんて思っていたんだけど。
「DITEちゃんって意外と太ってるんだね。
いや、俺は良いと思うよ?
むっちりしてる方が柔らかそうだし」
『はぁ...まぁ、これ以上痩せるとライブ中に倒れるので』
さぁさぁやってまいりましたよジョングクくん。
あの話から1週間ちょっとでやって来た絶好のチャンス。
今日の広告撮影の監督は業界じゃ有名なセクハラ野郎で。
でも力を持ってるから...誰も強く言うことができない。
「はい、撮るよー」
いまにも暴れ出しそうな沸点が低いメンバー達を宥めながら撮影を始める。
この監督の撮影の時は、私達アイドルは自分達のカメラを回すことが出来ない。
あの人の悪行が取られたらマズイからだと思う。
「JIMINくん、もうちょっと顔を横に...そう!良いよ!」
でもこの監督、腕がいいから余計に困るんだよなぁ。
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作者名:まりも | 作成日時:2024年3月12日 1時