ぼくとかわいい君と【短編集】second (ページ17)

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・＊注意ページ17

side:sk

「んぅ…！」

鼻にかかった翔太の艶めかしい声が俺を煽る。首筋に吸い付いただけでそんな反応をするのだから、どうもいじめたくて仕方ない。翔太についた赤いキスマークは俺の心を満たす。翔太は俺だけのものなんだって証明してくれるから。

「さくま」

頬を赤く染め、涙目で俺の名前を呼ぶ翔太。

「なぁに？」
「おれも、さくまにキスマークつけたい」
「えっ」

そんなことを言われたことなんかなくて面食らう。今日の翔太、めちゃくちゃ素直じゃん。かわいすぎる。
翔太は俺から返事が無くて不安そうにしながら、ねだるように「だめ…？」なんて聞いてくる。その顔が今にも泣きそうなものだったから俺は慌てて言った。

「だめじゃない！むしろ嬉しいでやんす！」

やば、慌てすぎて語尾がかっこよくなくなっちゃった。
でも、翔太はそれにクスッと笑って、「じゃあもっと近づいて」なんて言った。俺の首に腕を回して抱きつき、首筋に唇を寄せた。翔太の唇から伝わる熱。チュウッと音と共にチクッとした軽い痛みがした。

「ついた…」

満足そうに、嬉しそうに笑う翔太に、俺は愛しさが爆発。

「翔太反則っ」
「あっ」

ボス、と再び翔太の体をベッドに沈め、性急に翔太の下着を脱がす。すでに濡れている翔太のそこを手で握るとビクッビクッと翔太の体が震えた。火傷しそうな程熱く、たちあがったそれが、翔太がめちゃくちゃ興奮してくれているんだと教えてくれる。

「あっ、…っき、たまま、すんの…？」
「もちろん！そっちのが俺はいい」

メイド服着たままするとか男のロマンじゃない？まぁ、脱が仕方がすぐには分からなさそうっていうのも理由だけど。

ほぐすために翔太のなかに指を入れると、そこはすでに柔らかくて、思わず翔太を見る。翔太は俺の視線に気づくと、気まずそうに、恥ずかしそうにして、「…自分で、ほぐした」と言った。

俺を殺す気かな…!?

ベルトを外し、ジーパンの前をくつろげて、ずっと我慢していた俺のものを取り出す。

「翔太、入れるよ」
「んっ…だいすけの、おくまでちょーだい…」

素直になりすぎるのも困ったものだ。